抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
自己モニタリングは,行動の減量介入プログラムの中心である。本稿では,行動の減量研究における自己モニタリングの3つの要素についての文献のシステマティックレビューを示す:食事,運動および自己体重計測。このレビューには,減量とこれらの自己モニタリング戦略との関係について報告した1993年と2009年の間に掲載された論文が含まれていた。同定された22の研究のうち,15は食事の自己モニタリングに注目し,1つは自己モニタリング運動に注目し,6つは自己体重計測に注目した。多くの方法が自己モニタリングを行なうために使用された;紙日記が最もよく使用された。自己モニタリングの順守は,完成した日記の数あるいはログインの頻度あるいは体重報告の頻度として最も頻繁に報告された。インターネット,携帯情報端末および電子ディジタル・スケールといった技術の使用は,5つの研究で報告された。記述的なデザインが初期の研究で使用されたが,一方,より最近の報告では,減量に対する自己モニタリングの影響を検討した前向き研究および無作為化試験を含んでいた。自己モニタリングと減量との間の有意な関連性は一貫して見られた;しかし,方法論的な問題があるため,エビデンスのレベルは弱かった。レビューした研究で最も著しい問題は,均質的なサンプルおよび自己報告への依存であった。2つの研究以外のすべてで,サンプルは主に白人と女性であった。このレビューは,より多様な集団における研究,自己モニタリングの順守の客観的手段,成功的な結果のための自己モニタリングの必要量を確立する研究の必要性を強調する。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.