文献

J-GLOBAL ID：201102245143292757   整理番号：11A1064276

繊維強化複合材シェルの曲面形状と積層構成の統合最適化

Multidisciplinary Design Optimization of Surface Shapes and Lay-Up Configurations for Composite Laminated Shells

著者 (4件)： 本田真也 (北大) ,  加藤大翔 (北大 大学院工学研究科) ,  成田吉弘 (北大 大学院工学研究院) ,  成田大祐 (北海道自動車短大)
資料名： 日本機械学会論文集 C編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C (Web))
巻： 77  号： 777  ページ： 1793-1802 (WEB ONLY)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0184A  ISSN： 1884-8354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積層複合材シェルの基本振動数最大化を目的として,シェル形状及び積層構成を設計変数とした統合最適化手法を提案する。任意の曲率を持つシェル形状は三次の多項式により定義し,各項の係数を変化させることで,曲面形状を制御する。また,振動数方程式の導出にはRitz法を用いる。Ritz法は曲面形状の変化をパラメータ変化により表現可能なため,本報のような曲面形状最適化問題に適している。最適化問題の設計変数はシェル形状を定義する多項式の係数,および積層複合材を構成する各層の繊維配向角度とする。繊維配向角度は離散的な値から構成されることから,本問題は組合せ最適化問題となる。そのため,最適化手法には組合せ最適化問題に効果的な遺伝的アルゴリズムを用いた。(著者抄録)

シソーラス用語： *シェル構造 ,  *繊維強化プラスチック ,  曲面 ,  積層構造 ,  固有振動数 ,  Rayleigh-Ritz法 ,  *最適化 ,  遺伝的アルゴリズム ,  同時最適化 ,  *改変 ,  進化的計算

分類 (1件)： 曲板  (HD03070K)

引用文献 (15件)：

• (1) Qatu, M. S., “Review of shallow vibration research”, Shock and Vibration Design, Vol. 25 (1992), pp. 3-5
• (2) Liew, K. M. and Lim, C. M. and Kitipomchai, S., “Various theories for vibration on shallow shells: a review with bibliography”, Applied Mechanics Reviews, Vol. 50, (1997), pp. 431-444.
• (3) Lam, K. Y. and Chun, L., “Dynamic analysis of clamped laminated curved panels”, Composite Structures, Vol. 30, (1995), pp. 389-398.
• (4) Berçin, A. N., “Natural frequencies of cross-ply laminated singly curved panels”, Mechanics Research Communications Vol. 23, (1996), pp. 165-170.
• (5) Bardell, N. S., Dunsdon, J. N., and Langley, R. S., “Free and forced vibration analysis of thin, laminated, cylindrically curved panels”, Composite Structures, Vol. 38 (1997), pp. 453-462.

タイトルに関連する用語 (5件)： 繊維強化複合材 ,  シェル ,  曲面 ,  積層構成 ,  統合最適化