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J-GLOBAL ID：201102245472107642   整理番号：11A1135155

ウレアーゼ活性を有する微生物による沿岸域を対象とした微生物固化の適用性評価

Evaluation of coastal region microbial carbonate precipitation using urease produced microorganisms

著者 (3件)： 畠俊郎 (長野工業高等専門学校環境都市工学科) ,  立野菜緒 (長野工業高等専門学校生産環境システム専攻) ,  阿部廣史 (合同会社USS研究所(前長野工業高等専門学校・環境都市工学科)
資料名： 地盤工学ジャーナル(Web)
巻： 6  号： 2  ページ： 305-315 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0044A  ISSN： 1880-6341  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沿岸域を対象とした砂質土の新しい浸透固化処理工法の開発に関連し,耐塩・耐アルカリ能を有する微生物を用いたMicrobial Carbonate Precipitation(MCP)技術の適用性について検討した。豊浦砂を対象とした浸透試験の結果から,1)耐塩・耐アルカリ能を持つSporosarcina (Bacillus) pasteuriiが沿岸環境においてMCPを促進させる効果が期待できる,2)固化溶液に含まれる尿素と塩化カルシウムの濃度を0.15mol/Lとした場合に安定的なUreC遺伝子数を維持できる,3)尿素および塩化カルシウムの濃度を0.15mol/Lとして12日間培養を行った場合に一軸圧縮強さで200kN/m²程度の強度増加が期待できる,ことがあきらかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *沿岸帯 ,  砂質土 ,  *地盤改良工法 ,  *微生物 ,  豊浦標準砂 ,  耐塩性 ,  耐アルカリ性 ,  球菌属 ,  内生胞子形成菌 ,  桿菌属 ,  塩化カルシウム ,  濃度依存性 ,  一軸圧縮試験 ,  強度発現 ,  ウレアーゼ ,  活性 ,  ウレア化合物
準シソーラス用語： Bacillus pasteurii ,  Sporosarcina属 ,  浸透固化処理工法

分類 (2件)： 地盤改良,土質安定処理  (RA07060C) ,  土壌生物  (FB04050N)

物質索引 (1件)： 尿素

引用文献 (18件)：

• 1) 神蔵昌士,渡辺喜則,松山伸二,渋谷雄司,黒坂正博:静的圧入締固め工法の液状化対策効果と隆起抑制対策, 第28回 土木学会関東支部新潟会研究調査発表会, III-3(3315),2010.
• 2) 山崎浩之,善功企,河村健輔:溶液型薬液注入工法の液状化対策への適用,港湾空港技術研究所報告,第41巻,第2号,pp.119-151,2002.
• 3) 林健太郎,平木正男,立山大樹,原田智弘:浸透固化処理工法による供用中の岸壁の液状化対策事例,土と基礎,Vol.56,No.2,pp.22-25,2008.
• 4) Henk, M.. J, Arjan, T., Gerard, M,. Oguzhan,C., and Erik, S.: Applicatio n of bacteria as self- healing agent for the development of sustainable c oncrete, Ecological Engineering Vol.36,pp.230 - 235,2010.
• 5) 椋木俊文,吉永智昭,川崎了:溶媒のpHおよび有機栄養源がバイオカバーソイルの生成と特性に及ぼす影響評価に関する基礎的研究,地盤工学ジャーナル,Vol.5, No.1, pp.69~80,2010.

タイトルに関連する用語 (6件)： ウレアーゼ活性 ,  微生物 ,  沿岸域 ,  固化 ,  適用性 ,  評価