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J-GLOBAL ID:201102245496674815   整理番号:11A1639061

ヒト精子の結合は透明帯のシアリル-Lewisxオリゴ糖によって仲介される

Human Sperm Binding Is Mediated by the Sialyl-Lewisx Oligosaccharide on the Zona Pellucida
著者 (11件):
資料名:
巻: 333  号: 6050  ページ: 1761-1764  発行年: 2011年09月23日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ヒトの受精においては精子が透明帯(ZP)と呼ばれる卵母細胞の細胞外膜に結合し,一つの精子がこの外膜を突き抜け卵子と融合することで開始される。ZP糖蛋白質の糖鎖が精子との結合に関与していると考えられるが,その構造は不明のままであった。195個の未受精のヒト卵母細胞からZPを単離し,その糖鎖を高感度MALDI-TOF MS分析により解析した。糖鎖は,それぞれ2,3および4個の分岐を持つオリゴ糖の一群であった。その配列はシアリル-Lewisx配列[NeuAcα2-3Galβ1-4(Fucα1-3)GlcNAc]であり,これはセレクチンのリガンドとして知られているものである。単離したシアリル-Lewisxはヒト精子と卵子の結合を阻害し,またシアリル-Lewisxに対する抗体で卵子を処理すると精子結合は阻害された。ヒト卵子のZPのシアリル-Lewisx配列は,精子と卵子との結合における主要な糖リガンドであることが明らかになった。
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分類 (2件):
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生殖生理一般  ,  生物学的機能 
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