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J-GLOBAL ID:201102245702341291   整理番号:11A1611586

WntアンタゴニストDkk2のダウンレギュレーションはSept4の欠失と肝星状細胞の筋線維芽細胞トランスフォーメーションに関連する

Downregulation of the Wnt antagonist Dkk2 links the loss of Sept4 and myofibroblastic transformation of hepatic stellate cells
著者 (10件):
資料名:
巻: 1812  号: 11  ページ: 1403-1411  発行年: 2011年11月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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背景/目的:Sep4,静止状態の肝星状細胞(HSC)に特異的に発現されたセプチン骨格のサブユニット,は線維形成性,収縮性筋線維芽細胞への分化転換の間にダウンレギュレートされる。Sept4-/-マウスは肝線維症を起し易いので,Sept4の欠失と促進されたHSCの分化転換の間の関連性を探索することによって,肝線維症の基礎をなす未知の分子ネットワークを同定することを目的とした。方法:DNAマイクロアレイと定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)によって,分化転換受けているSept4+/+とSept4-/-HSCのトランスクリプトームを比較した。Dickkopf2(Dkk2)遺伝子発現はSept4-/-HSCで減少しているので,補充Dkk2がSept4-/-HSCの筋線維トランスフォーメーションを抑制するかどうかを試験した。リンパ系エンハンサー結合因子/転写因子-ルシフェラーゼレポーターアッセイの使用によって,この過程における標準的なWnt経路の関与を試験した。結果:初代培養HSCとマウスの四塩化炭素肝線維症においてDkk2の一貫したアップレギュレーションを観察した。これはSept4の非存在化で減少させられた。Dkk2の補充は,Sept4-/-HSCにおいて,線維症促進遺伝子(α平滑筋アクチンと2コラーゲン遺伝子)の誘導を抑制し,抗線維症遺伝子(Smad7)を誘導した。炎症と線維症を有するヒト肝検体において,Dkk2免疫反応性は線維症変化の程度と正に相関すると思われる。結論:Sept4の欠失を通してのHSCの線維症促進転換は,一つには,Dkk2とそのホモログの減少した発現とその結果としての標準的なWnt経路の脱抑制による。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  消化器の基礎医学  ,  肝臓 

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