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J-GLOBAL ID:201102246078942850   整理番号:11A0846847

「貪食シナプス」形成の際の自然免疫受容体デクチン1の活性化

Activation of the innate immune receptor Dectin-1 upon formation of a ‘phagocytic synapse’
著者 (15件):
資料名:
巻: 472  号: 7344  ページ: 471-475  発行年: 2011年04月28日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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自然免疫細胞には,微生物との直接的な結合と,離れた場所にいる微生物表面由来の構成成分の検出とを識別する能力が必要である。デクチン1(別名CLEC7A)は,骨髄系貪食細胞(マクロファージ,樹状細胞および好中球)が発現するパターン認識受容体で,菌類細胞壁のβ-グルカンを探知し,食作用や活性酸素種(ROS)産生などの直接的な細胞性抗微生物活性を始動する。こうした応答は,Toll様受容体(TLR)のような他のパターン認識受容体による可溶性リガンドの探知によって活性化される炎症性応答とは対照的に,細胞が微生物と直接接触する状態になったときにのみ有効であり,可溶性の刺激によって誤って活性化されてはならない。今回我々は,デクチン1は,可溶性および微粒子状のβ-グルカン多量体の両方に結合できるにもかかわらず,デクチン1シグナル伝達は微粒子状β-グルカンによってのみ活性化され,β-グルカンによってデクチン1はシナプス様の構造内にクラスター状に集められるが,この構造には調節性チロシンホスファターゼCD45およびCD148(それぞれPTPRCおよびPTPRJとしても知られる)は含まれないことを明らかにする。この「貪食シナプス」(phagocytic synapse)は,自然免疫受容体が離れたところの微生物の探知と微生物との直接的接触とを区別でき,それによって直接的な細胞性抗微生物応答を必要なときにのみ開始できるというモデル機序となる。Copyright Nature Publishing Group 2011
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分類 (2件):
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細胞膜の受容体  ,  生体防御と免疫系一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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