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J-GLOBAL ID：201102246206031696   整理番号：11A1174796

カンキツグリーニング病の発生に係わる冬季低温と汚染土壌の影響

Influence of low temperature during the winter and bacteria-infested soil on the development of citrus greening disease

著者 (3件)： 尾崎克巳 ,  山口健一 (南九州大 環境園芸) ,  宮川経邦
資料名： 南九州大学研究報告 自然科学編  (Bulletin of Minamikyushu University. Natural Science)
号： 41A  ページ： 23-30  発行年： 2011年04月01日 
JST資料番号： F0176C  ISSN： 1348-639X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宮崎県高鍋町の自然気象条件下における冬季低温および汚染土壌がカンキツグリーニング病(CG)の発生に及ぼす影響について検討した。CG発病株を冬季の低温条件下で栽培すると,感染枝率が減少することが,PCR法およびLAMP法による病原細菌の検出結果から認められ,冬季低温処理がCGの発生に抑制的に作用することが明らかとなった。CG発病のカンキツ樹内にテトラサイクリン剤を注入処理後,冬季低温下で栽培すると,比較的高い発病抑制効果が認められた。発病抑制作用を示す両者の組み合わせはCG対策の一つとしての利用の可能性が示された。CG発病株のカンキツを栽培した跡地土壌に定植したカンキツおよびCG発病カンキツ株と混植栽培したカンキツからは,31ケ月後まで全く感染が認められなかった。以上の結果から,CGは土壌を介した伝搬および根の接触による伝染をしないものと判断された。(著者抄録)

シソーラス用語： *植物病害 ,  冬 ,  低温 ,  土壌 ,  宮崎県 ,  細菌検査 ,  処理 ,  *テトラサイクリン類 ,  作用 ,  抑制 ,  細菌 ,  植物病原菌 ,  土壌伝染 ,  PCR法 ,  遺伝学実験技術 ,  ポンカン ,  汚染土壌 ,  LAMP法 ,  *カンキツグリーニング病 ,  *抗細菌薬 ,  *抗微生物薬 ,  *薬物 ,  微生物
準シソーラス用語： *Candidatus Liberibacter ,  *低温処理 ,  発病抑制効果

分類 (3件)： 細菌による植物病害  (FC04053P) ,  物理的防除一般  (FC05041D) ,  果樹  (FC03042G)

タイトルに関連する用語 (4件)： カンキツグリーニング病 ,  冬季 ,  低温 ,  汚染土壌