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J-GLOBAL ID：201102246223203603   整理番号：11A1937454

最適化手法を用いたスペースプレーンの上昇フェーズにおける成立性

Feasibility Study for Spaceplane’s Concepts in Ascent Phase Using the Optimization Method

著者 (5件)： 石森雄一郎 (日本大学大学院理工学研究科航空宇宙工学専攻) ,  中根昌克 (日本大学理工学部航空宇宙工学科) ,  石川芳男 (日本大学理工学部航空宇宙工学科) ,  吉田洋明 (日本大学理工学部精密機械工学科) ,  山口雄仁 (日本大学短期大学部船橋校舎)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 59  号： 694  ページ： 291-297 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 機体構成と搭載エンジンがスペースプレーンの成立性に及ぼす影響を検討した。確率過程最適化手法を用いて,単段式(SSTO)と二段式(TSTO)の機体構成とタービンベース複合サイクル(TBCC)エンジンとロケットベース複合サイクル(RBCC)エンジン,ロケットエンジンの推進システムを想定した4種のスペースプレーンについて機体形状と飛行経路の統合的最適化を行った。その結果,最も成立性の高い機体は,母機にRBCCエンジン,軌道機にロケットエンジンを搭載したTSTOとなった。SSTOはシステムとして成立せず,機体の軽量化と推進システムの性能向上が必要である。機体構成にかかわらず,RBCCエンジンの高い推力重量比で,効率的加速が可能である。迎え角の評価値に対する感度解析を行い,機体構成と搭載エンジンを反映した特徴的な解空間の構造を明らかにし,飛行領域ごとに,操縦操作の重要度を評価することができた。

シソーラス用語： *スペースプレーン ,  確率過程 ,  最適化 ,  *機体 ,  推進システム ,  内燃機関 ,  迎え角 ,  感度解析 ,  *飛行経路 ,  操縦性 ,  上昇 ,  実現可能性 ,  空間
準シソーラス用語： *多分野設計最適化 ,  複合サイクルエンジン ,  解空間

分類 (1件)： 飛しょう体の設計・構造  (QK04010H)

引用文献 (11件)：

• 鈴木広一. 将来宇宙輸送システムの概念設計ツールの開発について. 2008
• 横山信宏. 宇宙往還機の複合領域最適設計. 理論応用力学講演会論文集. 2004, 53, 451-452
• OLDS, J. R. Results of a Rocket-Based Combined-Cycle SSTO Design Using Parametric MDO Methods. 1994
• 吉田洋明. 確率過程を利用した最適化手法によるシステム設計支援. 日本航空宇宙学会論文集. 2007, 55, 251-257
• 吉田洋明. 新たな最適化手法を用いた工学システム設計ツールの提案. 日本航空宇宙学会論文集. 2005, 53, 398-407

タイトルに関連する用語 (3件)： 最適化手法 ,  スペースプレーン ,  フェーズ