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J-GLOBAL ID:201102246343253590   整理番号:11A0492097

水処理膜の市場動向と最先端技術

著者 (1件):
資料名:
号: 43  ページ: 94-105  発行年: 2010年04月30日 
JST資料番号: L8000A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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世界において,人口の増加,生活水準の向上による水需要の増加,経済発展による産業用水の増加などから,水資源の不足,水質の悪化が起こっている。今後,水資源を従来のような河川や湖沼の表流水,地下水だけでなく,海水,さらには下廃水に求めることが必要となってくる。そのため,高速で適度なコストで水の浄化ができる膜利用水処理技術が注目されるようになった。水処理用の分離膜はその平均孔径と分離対象により,逆浸透(RO)膜,ナノ濾過(NF)膜,限外濾過(UF)膜,精密濾過(MF)膜,MBR(Membrane Bio-reactor)などに分類でき,これらの膜の概要を述べた。水処理膜の市場動向として,RO膜は世界平均年率12%で成長し,特に中国市場が急拡大し,中東市場も順調である。MBRは年率20%以上で成長し,中東,中国市場で急拡大している。UF/MF膜は年率20%で成長し,北米,欧州,中東が重要市場であるが,中国,アジア,豪州でも急拡大している。水処理膜の進歩として,RO膜技術開発の中心は,低エネルギーで効率的な分離が可能な高透水性,高除去性能を有し,耐久性の高いRO膜を求めている。NF膜は除去対象物質が少し大きな透水性の高いRO膜という位置づけである。UF/MF膜の素材として,1980年代以前は親水性のポリアクリロニトリル,酢酸セルロースであったが,その後,耐薬品性の点からポリスルホン,ポリエーテルスルホンが増えてきた。2000年以降は耐薬品性,物理的強度,膜への易加工性の点からポリフッ化ビニリデンが主流となった。製膜方法としては非溶媒誘起相分離法,熱誘起相分離法に大別される。その他に延伸法がある。膜構造には均質膜と非対称膜がある。
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分類 (3件):
分類
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膜分離  ,  下水,廃水の物理的処理  ,  水利用,その他 
引用文献 (16件):
  • WHO: UN Declares 2005-2015 “Water for life” Declares, Health in Emergency, 2004-March, No.19, p.13(2004).
  • 第3回世界水フォーラム, 国土交通省水資源局水資源部資料。
  • FILMTEC Technical Bulletin NF-40 Nanofiltration Membrane Specifications (1985. 1)
  • 前田恭志, ニューメンブレンテクノロジーシンポジウム, S3-3(2005).
  • A. Gottberg, G. Vaccaro, Desalination & Water Reuse, 13(2) 30-34(2003).
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タイトルに関連する用語 (3件):
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