抗体と複合体を形成した仮性狂犬病ウイルス糖蛋白質Hのコアフラグメントの構造

BACKOVIC Marija; BACKOVIC Marija; DUBOIS Rebecca M.; DOBOIS Rebecca M.; COCKBURN Joseph J.; COCKBURN Joseph J.; SHARFF Andrew J.; VANEY Marie-Christine; VANEY Marie-Christine; GRANZOW Harald; KLUPP Barbara G.; BRICOGNE Gerard; METTENLEITER Thomas C.; REY Felix A.; REY Felix A.

文献

J-GLOBAL ID：201102246345030700 整理番号：11A0294112

抗体と複合体を形成した仮性狂犬病ウイルス糖蛋白質Hのコアフラグメントの構造

Structure of a core fragment of glycoprotein H from pseudorabies virus in complex with antibody

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資料名：
巻： 107 号： 52 ページ： 22635-22640 発行年： 2010年12月28日
JST資料番号： D0387A ISSN： 0027-8424 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

近年,単純ヘルペスウイルス2型(HSV2)の糖蛋白質H/糖蛋白質L(gH/gL)複合体の構造が明らかにされ,この分子の全般的3D構造が示されている。この研究において,仮性狂犬病ウイルスgH特異的モノクローナル抗体のFabフラグメントに結合したこのキメラに存在するgHのコアフラグメントの構造を2.1Å解像度で解析した。EBウイルスgH/gLヘテロ二量体の構造との比較により,これまで知られていない保存構造特性を示した。1つはシンタキシンモチーフの存在であり,もう1つの特性はウイルス膜と反発相互作用をもたらす強い負静電表面電位の状況において保存疎水性パッチをマスキングするフラップの存在であった。これにより,gHのさまざまな構造は膜融合に関与する他の細胞及びウイルス蛋白質と構造的に類似することを明らかにし,HSV誘導膜融合のメカニズムを解明するための構造駆動部位特異的変異誘発に展望を開いた。

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分子構造 , ウイルスの生化学

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