抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本工学教育協会技術者倫理調査委員会では,モジュール型のシラバスの構築を目的とした調査研究活動を行い,全国の教育機関で実施されている技術者倫理関連科目のシラバスを収集・調査した。ここではこれに基づいて,技術者倫理教育の現状を報告した。合計で211科目のシラバスの調査を行い,基本情報,担当者情報および使用テキストなどを示した。学習目標のキーワードとしては,理解,知識分析力,判断力などが上位にある。また事例研究,グループディスカッションなどの教育手法や事例の具体例なども示した。実践的な資質や能力の向上を目指すものが多いので,レポートを課す科目が多く,理解を目標としていることから試験の実施例も多い。技術者倫理教育はこの10年で普及したが,現状では技術者倫理という工学専門科目としての共通理解にまでは達していないようである。