抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フキの交雑育種技術を確立するには適切な播種期や種子の貯蔵法を明らかにし,安定した種子を発芽させ実生を作出する必要がある。そこで,種子の採取後からの発芽可能な日数および発芽率を維持する貯蔵法について検討した。採取直後に播種した場合は90%以上の種子が発芽,採取から10~50日間,室温で貯蔵後に播種した場合は発芽率が急速に低下し,100日間,貯蔵した場合は発芽を全く認めなかった。冷蔵庫での低温貯蔵やデシケーターによる乾燥貯蔵でも発芽率は低下し,最も発芽率の低下が少ない乾燥貯蔵でも実用上は100日程度の貯蔵が限界と考えられた。フキの種子は貯蔵性が極めて低く,長期保存には適さないと考えられた。