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J-GLOBAL ID:201102248353347928   整理番号:11A1986388

強束縛量子化学分子動力学に基づいたダイヤモンド状炭素表面上の水素の摩擦化学反応動力学シミュレーション

Tribochemical Reaction Dynamics Simulation of Hydrogen on a Diamond-like Carbon Surface Based on Tight-Binding Quantum Chemical Molecular Dynamics
著者 (6件):
資料名:
巻: 115  号: 46  ページ: 22981-22986  発行年: 2011年11月24日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本報では,電子および原子スケールでのダイヤモンド状炭素(DLC)接触表面に於ける摩擦化学反応動力学および機構を探索するため,強束縛-量子化学分子動力学(TB-QCMD)シミュレータを使用した。化学反応と摩擦係数間の相関性を明らかにし,摩擦化学反応過程でのDLC膜中の表面水素の役割に焦点を当てた。最近の実験から,DLC膜の超低摩擦挙動では炭素ベースの転移膜が重要な役割を果たしている,ことを報告した。シミュレーション結果から,DLC膜表面上の末端水素原子が超低摩擦に不可欠である,ことを示唆していた。非水素末端DLC膜は非常に高い摩擦を示し,それはせん断変形に似ており,C-C結合形成によって起こっていた。対照的に,水素末端DLC膜は低い摩擦摺動を達成していた。摺動シミュレーション過程での水素分子の発生は,立体効果のために2つのDLC表面間の距離を拡げており,それが摩擦界面でのC-C結合形成を妨げていた。最終的に,表面水素原子がC-C結合開裂過程に中心的な役割を果たしている,ことを見付けた。これ等の活動的な表面水素特性がDLC膜に於ける摩擦を減らす上での最重要因子であろう。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の無触媒反応  ,  炭素とその化合物  ,  計算機シミュレーション  ,  分子の電子構造 

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