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J-GLOBAL ID:201102248456374044   整理番号:11A1842478

老齢の雌のウィスターラットの脳,肝臓および腎臓におけるキヌレニン経路代謝の変化

Changes in kynurenine pathway metabolism in the brain, liver and kidney of aged female Wistar rats
著者 (7件):
資料名:
巻: 278  号: 22  ページ: 4425-4434  発行年: 2011年11月 
JST資料番号: B0206B  ISSN: 1742-464X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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トリプトファン代謝のキヌレニン経路で,キヌレニンから二種の神経細胞毒[3-ハイドロキシキヌレニン(3-HK)とキノリン酸(QA)]が生成される一方,キヌレニンは神経細胞保護作用を有するキヌレン酸に変換するトリプトファン異化代謝のキヌレニン経路は老化によって影響を受けるいくつかのバイオロジカルシステムで重要な役割を果たす。若,中,老齢の雌のウィスターラットを用いて,脳,肝臓および腎臓におけるトリプトファンおよびそのメタボライトのキヌレニン(KYN),キヌレニン酸(KYNA),ピコリン酸(PIC)およびキノリン酸(QUIN),およびキヌレニン経路酵素インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO),トリプトファン2,3-ジオキシゲナーゼ(TDO)およびキノリン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ(QPRTase)を定量化した。トリプトファン量およびTDO活性は年齢と共にすべての組織で減少した。一方,脳のIDO活性は年齢と共に増加し,肝臓と腎臓のIDO活性は年齢と共に減少した。脳におけるKYN,KYNA,QUINおよびPICのレベルは年齢と共に増加し,肝臓と腎臓のKYNレベルは現象する傾向が認められた。肝臓におけるKYNAのレベルは変化しなかったが,腎臓のKYNAレベルは増加した。PICおよびQUINレベルは肝臓中で明らかに増加したが,腎臓では減少する傾向を示した。脳および肝臓でQPRTase活性は年齢とともに低下したが,中齢(12カ月齢)のラットでは上昇した。トリプトファン代謝におけるこれらの年齢による変化は生物学的プロセス,リンパ球機能,ピリジン(NAD(P)(H))合成,および,Nメチル-d-アスパルテート(NMDA)-によって媒介されるシナプス伝達などに影響をもたらす可能性があり,したがって,いくつかの退行的変化に関与するものと考えられる。
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