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J-GLOBAL ID:201102248610033379   整理番号:11A0505531

シイタケ原木栽培の基礎

The foundation of shiitake cultivation on logs
著者 (1件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 131-138  発行年: 2010年12月31日 
JST資料番号: L6615A  ISSN: 1348-7388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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シイタケの原木栽培技術を理論化するためにシイタケの生理的性質などを調査してきたが,ここではそれらの研究結果を振り返ってみたい。コナラ原木とシイタケ子実体との成分比較から,子実体の発生を制限するほだ木成分はN,P,およびKの3元素と考えられ,理論的な子実体の最大発生量はほだ木一代で10,000cm3当たり約260g(乾燥重量)と推察された。シイタケの原木栽培は1)ほだ木育成,2)子実体原基の形成,3)子実体の発生・成長,の3段階に分けることができるが,子実体を多く発生するほだ木は菌糸体量が多く,材の腐朽度が絶乾比重で0.4前後であった。子実体原基の形成には光照射,水分供給,15-25°Cの温度が必要で,コナラほだ木では外樹皮厚が2mm以下,含水率35%以上(3年ほだ木)などが具体的な条件であった。また,子実体原基形成の時期は春から秋であった。子実体の発生は品種の特性に応じた低温と水分供給,打撲刺激などによって生じ,幼子実体直下部には酸性プロテアーゼなどの酵素の活性増大とアミノ酸や糖の集積がみられた。また,ほだ木は容積率で実質と結合水,自由水,および空気の3つに分けることができるが,20%以上の自由水と30%以上の空気を共に有するほだ木は子実体を多く発生する傾向を示した。シイタケ栽培に最も大きな被害をもたらす病害菌はトリコデルマであり,抗菌性物質や溶菌酵素を生産してシイタケを攻撃する。一方,シイタケはトリコデルマの攻撃を察知すると,トリコデルマに毒性を有する複数の抗菌性物質を生産して抵抗するが,それらの生産量は強い抵抗性を示す場合で多かった。ほだ木のトリコデルマ耐性を木粉培養で検定する手法を開発し,トリコデルマ強耐性菌株と弱耐性菌株を選抜した。交配試験の結果,強耐性は弱耐性に対して優性であった。(著者抄録)
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