文献

J-GLOBAL ID：201102248814839402   整理番号：11A0809564

平編編成域での結び目による糸切れ率の予測

Prediction of End Breakage Rate due to Knots in Plain Knitting Zone

著者 (4件)： 村山和弘 (尚絅学院大学生活環境学科) ,  小野寺泰子 (宮城教育大学教育学部) ,  柳沼伸明 (宮城教育大学付属小学校) ,  追沼龍三 (追沼繊維技術士事務所)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 67  号： 3  ページ： 53-65 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平編編成過程の数式モデルと平編編成域での結び目による糸切れ発生機構とをもとに,平編編成過程での結び目による糸切れ率予測の数式モデルの提案と,これをもとにした糸切れ率計算プログラムの作成を行った。未知数であるカムの踏みを外れた針に保持されたループの後続部分の糸張力の値を任意に選ぶことにより,結び目による糸切れ率の計算値は,綿糸と梳毛糸の平編地での糸切れ率の実験値とよく一致した。結び目の引掛かりの初期位置と結び目の引っ掛り得る区間の長さ,結び目が引っ掛った後の極大糸張力の最大値と個数,結び目の引っ掛かる率と結び目による糸切れ率とに及ぼすカム引込量,カム角度,カムの踏みの長さ,巻取り加重,給糸張力,結び目の種類の影響について理論的に解析した。結び目の引っ掛かる率と結び目による糸切れ率は,カム引込量,カムの踏みの長さ,巻取り加重の増加とともに増加し,カム角度の増加とともに減少した。

シソーラス用語： *数学モデル ,  解析モデル ,  *数値解析 ,  *メリヤス ,  *糸切れ ,  綿糸 ,  梳毛糸 ,  ループ ,  糸 ,  *カム ,  *機構
準シソーラス用語： ループ糸 ,  結節 ,  数式モデル ,  編物

分類 (4件)： 編組,編機  (YM05060F) ,  数値解析,近似法  (AB04000F) ,  メリヤス地  (YM05070Q) ,  運動機構  (QB01080K)

引用文献 (13件)：

• BISSMANN, O. Int. Text. Bull. 1981, 233
• MEHTA, P. Knit. Tim. 1971, 40, 19, 39
• KNAPTON, J. J. F. Tex. Res. J. 1968, 38, 914
• OINUMA, R. Sen'i Kikai Gakkaishi. 1974, 27, P105
• OINUMA, R. Sen'i Kikai Gakkaishi. 1984, 37, P323

タイトルに関連する用語 (4件)： 平編 ,  結び目 ,  糸切れ ,  予測