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J-GLOBAL ID：201102248833420226   整理番号：11A0101899

非鉄金属の塑性加工におけるトライボロジー 銅の圧延におけるトライボロジー

著者 (1件)： 杉井秀夫 (出光興産 営業研)
資料名： トライボロジスト  (Journal of Japanese Society of Tribologists)
巻： 55  号： 12  ページ： 860-866  発行年： 2010年12月15日 
JST資料番号： F0390A  ISSN： 0915-1168  CODEN： TORAEO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では銅と銅合金の技術動向,およびトライボロジーの観点からの銅圧延の特徴と主な技術課題について解説した。主な内容項目を次に示した。1)概要:銅および銅合金の圧延材料の用途,要求性能,圧延でのトライボロジーの役割,2)銅および銅合金の種類:主な種類と用途(Cu,Cu-Zn系,Cu-Ni系,Cu-Sn-P系,Cu-Ni-Zn系,Cu-Fe系の名称,種類,主な成分,代表的な用途),銅および銅合金の導電性と強度の関係など),3)銅および銅合金条の製造工程:代表的な製造工程,特に重要な冷間圧延工程,4)熱間圧延油:エマルションタイプの市販銅用圧延油の一例,圧延油組成,技術的課題(材料とロール間のスリップ,汚れおよびエマルションの油分濃度管理),5)冷間圧延油:エマルションタイプ冷間圧延油(圧延油組成,技術的課題(かみ込み不良と焼鈍不良およびその対策),オイルタイプ冷間圧延油(市販銅用圧延油の一例,圧延油組成,技術的課題(焼付きすなわちヒートスクラッチとチャタリングマークなどの圧延板での表面損傷,テストミルで再現した黄銅材のチャタリングマーク,純銅と黄銅の圧延板の顕微鏡写真およびロール写真,黄銅材のロールコーティング現象,ジエステルとロールコーティング抑制剤のテスト圧延機での評価結果),今後の課題など),箔圧延油(重要な表面品質,圧延油組成,技術的課題など)。

シソーラス用語： *銅 ,  *銅合金 ,  *冷間圧延 ,  *熱間圧延 ,  *圧延油 ,  *トライボロジー ,  乳濁液 ,  非鉄金属 ,  電子部品 ,  焼付き ,  境界潤滑 ,  導電性

分類 (3件)： 圧延技術  (WC06030Z) ,  潤滑一般  (QB02010S) ,  電気・電子部品一搬  (NA05010H)

引用文献 (18件)：

• 仲田進一. 銅のおはなし. 1985, 15
• 笹本武志. 銅及び銅合金の殺菌活性と金属アレルギー感作性. 銅と銅合金. 2008, 47, 1, 1
• 伸銅品データブック編集委員会編. 伸銅品データブック. 2009, 44
• 野村幸矢. コネクター用高性能銅合金条の技術動向と当社の開発戦略. 神戸製鋼時報. 2004, 54, 1, 7
• 室賀岳海. 結晶方位を制御した高屈曲FPC用圧延銅箔の開発. 日立電線. 2008, 27, 27

タイトルに関連する用語 (5件)： 非鉄金属 ,  塑性加工 ,  トライボロジー ,  銅 ,  圧延