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J-GLOBAL ID：201102248866506339   整理番号：11A1656822

ソナー探査による水中の沈降状況の調査とその現象の把握

Measurement and Survey in Water by using Sonar Exploration

著者 (7件)： 松本謙二 (日本環境衛セ) ,  大渡俊典 (日本環境衛セ) ,  大野博之 (環境地質) ,  宮原哲也 (日本環境衛セ) ,  八村智明 (日本環境衛セ) ,  武馬雅志 (日本環境衛セ) ,  大嶋真由子 (日本環境衛セ)
資料名： 応用地質  (Engineering Geology)
巻： 52  号： 4  ページ： 128-136  発行年： 2011年10月10日 
JST資料番号： G0269B  ISSN： 0286-7737  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海面(水面)の廃棄物最終処分場は,埋立区画の底面遮水層として,在来地盤の沖積粘土層を利用していることが多い。底面遮水層は,適切な遮水構造を満足するよう,「一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める省令(昭和52年3月14日総理府・厚生省令第1号)」においてその機能が規定されている。そのため,海面埋立においては,埋立物の沈降現象などを捉えることが,周辺環境への影響などを把握するうえで重要である。しかし,埋立物の投入による底面遮水層への影響についての調査研究事例は少なく,実際の現象を把握することも容易ではない。これは水中に濁りなどが生じ,現象を観測しにくくしていることが大きな原因であった。このため,ソナー探査を利用して,埋立物の沈降現象などを観測する手法を検討し,それらの現象の把握を試みた。その結果,ソナー探査によって得られた画像から適切に沈降速度を求め,それらの現象を把握することができるとともに,海底面の形状変化を捉えることが可能なことを示した。以上のことから,ソナー探査による観測は,海面廃棄物最終処分場における廃棄物の投入時の状況を把握するために有効な手法となり得る。(著者抄録)

シソーラス用語： 愛知県 ,  *廃棄物処分施設 ,  *地盤沈下 ,  沈降速度 ,  *サイドスキャンソナー ,  防水層
準シソーラス用語： サイドイメージングソナー ,  遮水層 ,  廃棄物海面処分場

分類 (2件)： 廃棄物処理一般  (SC05010S) ,  海洋土木一般  (RC14010P)

引用文献 (19件)：

• 〓川亮. 廃棄物の海面投棄を想定した試料群の静水中における一次元沈降挙動. 平成20年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集. 2009
• 鍋島勇太. 廃棄物の海面投棄を想定した試料群の静水中における底部粘土層に及ぼす影響. 平成20年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集. 2009
• 鍋島勇太. 廃棄物の海面投棄を想定した試料群の静水中における一次元沈降挙動と底部粘土層への影響. 第8回環境地盤工学シンポジウム発表論文集, 2009. 2009, 359-362
• 永岡修一. 薄層埋立工法における廃棄物の投入方法に関する実験的検討. 第8回環境地盤工学シンポジウム発表論文集, 2009. 2009, 363-366
• 鍋島勇太. 廃棄物の海面埋立を想定した土質試料群の一次元沈降挙動と底部粘土層への影響. 第44回地盤工学研究発表会講演論文集, 2009. 2009

タイトルに関連する用語 (8件)： ソナー ,  探査 ,  水中 ,  沈降 ,  状況 ,  調査 ,  現象 ,  把握