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J-GLOBAL ID:201102249172141968   整理番号:11A0425117

モモ台木品種‘ひだ国府紅しだれ’の育成とその特性

Breeding and Characteristics of a New Peach Rootstock ‘Hidakokufubenishidare’
著者 (3件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 115-120 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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‘ひだ国府紅しだれ’は,岐阜県高山市国府町在来の観賞用ハナモモの中から選抜されたモモの台木用品種で,2008年3月に種苗法に基づき品種登録された.枝垂れ性で樹高が低く,花弁は紅色で八重咲きである.成熟期は育成地で満開後約150日の9月下旬~10月上旬で,果実は35 gと小さく粘核で,双胚果の発生が多い.実生をモモの台木として使用した場合には,主要品種との接ぎ木親和性が高く,慣行の‘おはつもも’台樹や‘長野野生桃(晩生)’台樹などに比べて若木の凍害による枯死や主幹部障害の発生が抑制される.また,穂木品種の樹勢が弱くなり,樹冠の拡大は慣行台木樹に比べてやや遅れる.6年生樹までの収量は‘長野野生桃(晩生)’台樹よりやや低いが,果実品質には大きな差がない.このため,凍害による若木の枯死障害が問題となっている岐阜県飛騨地域のような寒冷地向きのモモ台木用品種と考えられた.(著者抄録)
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分類 (1件):
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森林植物学 
引用文献 (21件):
  • 赤羽紀雄・細貝節夫・渡辺久昭.1968.りんごわい性台木に関する試験.第2報.接ぎ木後の穂品種の耐凍性に及ぼす影響について.北農.35: 15-19.
  • Barker, K. R. and C. N. Clayton. 1973. Nematodes attacking cultivars of peach in North Carolina. J. Nematol. 5: 256-271.
  • 平田克明・柴 寿.1971.ブドウのねむり病防止のための栽培管理(2).農及園.46: 1314-1316.
  • 池田 勇・中谷宗一・小林省蔵.1978.ネーブルオレンジの台木に関する研究.I 台木がネーブルオレンジの樹の生育,耐寒性,ステムピッティングの発生,収量および果実の品質に及ぼす影響.果樹試報E.2: 39-57.
  • 神尾真司・宮本善秋.2006.岐阜県飛騨地域におけるモモ障害樹発生要因の解明.4.台木品種の根の形態と耐水性差異.園学雑.75 (別2): 138.
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