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J-GLOBAL ID：201102249202275360   整理番号：11A1841422

ケンタッキーブルーグラス(Poa pratensis L.)芝地の好適維持管理法

Good management practices for Kentucky bluegrass lawn

著者 (2件)： 吉光祐二郎 (酪農学園大 大学院酪農学研究科) ,  松中照夫 (酪農学園大 酪農)
資料名： 酪農学園大学紀要 自然科学編(Web)  (Journal of Rakuno Gakuen University. Natural Science (Web))
巻： 34  号： 1  ページ： 85-95 (WEB ONLY)  発行年： 2009年10月 
JST資料番号： U0233A  ISSN： 2187-0500  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では,KB芝地の好適維持管理を明らかにしようとした。その目的のために,KB芝地における造成時の播種量,維持管理段階のN施与量,刈取り前の草丈,気温,N施肥配分が茎数,個体の生育,芝地としての色におよぼす影響を検討した。得られた結果は以下のとおりである。播種量の異なる芝地(播種標準量=20g m^-2,播種少量=10g m^-2)で,刈取り前の草丈2水準(高草丈=10cm,低草丈=5cm)と,N施与量3水準(無N,N標準量=12.8g m^-2y^-1,N多量=25.6g m^-2y^-1)を組み合わせた圃場試験をおこなった。茎数,個体の生育,芝地としての色が最も良好となったのは,播種少量で草丈5cmになると草丈3cmに刈取り,N多量施与する場合であった。KBの茎数増加と芝地としての色に好適N施与量を明らかにするために,N施与量処理4水準で試験をおこなったところ,KBの茎数の維持と増加,さらに芝地の色において好適な年間合計N施与量は28g N m^-2(4g N m^-2月^-1)と考えられた。気温がKBの生育と茎数密度におよぼす影響を明らかにするために,人工気象室内で平均気温を10,15,20°Cに設定してKBの茎数や地下茎の消長におよぼす影響を調査した。茎数は低温ほど有意に増加した。地下茎部乾物重は9月の短日条件下で10°C区(低温)となると顕著に増加した。したがって,短日条件での低温が茎数と地下茎の増加に有効であることが明らかになった。これまでの結果を参考にして,KBの茎数の増加と芝地の色に好適なN施肥配分を明らかにするための実証的な圃場試験をおこなった。その結果,4,5,6月の春に重点的にNを施与した処理で最も良好な芝地となった。これは,春の重点的なN施与が夏までに茎数の現存量を増加させ,さらに茎数や地下茎の増加に好条件な低温・短日条件下においてわずかなN施与(1.0~2.0g N m^-2月^-1程度)でも茎数がより多く増加することに起因した。また,この施肥配分でのKB芝地の葉色はほぼ良好であった。...(著者抄録)

シソーラス用語： *ケンタッキーブルーグラス ,  芝草 ,  *造園 ,  維持管理 ,  植物成長 ,  栽培管理 ,  播種 ,  高さ ,  生体成分分析 ,  土壌分析 ,  近赤外スペクトル ,  色
準シソーラス用語： NIRスペクトル ,  Poa pratensis ,  刈取り ,  芝管理 ,  芝生 ,  芝地 ,  芝地管理 ,  植物成分分析 ,  植物生育 ,  草丈 ,  葉色

分類 (2件)： 造園植物  (FC03080Q) ,  公園,造園,緑化  (RD04020Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： ケンタッキーブルーグラス ,  Poa ,  芝地 ,  維持管理