抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報ではレアアースの現状と問題点およびその取組みについて紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:最近のレアアースの価格変化(中国の輸出規制の強化によるジスプロシウム(Dy)の暴騰など),2)レアアースの定義と現状:レアアースはレアメタルという金属のグループの中の一つの種類で”希土類元素”とも呼ばれること,レアメタルの定義と分類,周期表におけるレアアース,いくつかのレアアースの主な用途(資源的に豊富なレアアースとしてイットリウム(Y),ランタン(La),セリウム(Ce),ネオジム(Nd),資源的に希少なレアアースとしてサマリウム(Sm),ユウロピウム(Eu),ジスプロシウム(Dy),テルビウム(Tb)などの用途),3)レアアースの採掘による環境破壊:代表的な希土類鉱石のNdとDyの品位,レアアースの採掘から精製まで,次世代自動車が使用するNd,Dyの量とその生産に必要な鉱石の量の概算値,レアアース資源の国別生産量(酸化物換算)の変化,4)終わりに:今後日本が取り組むべきレアメタルに関する課題(海外資源の確保/供給源の多様化,備蓄,リサイクル,代替材料の開発など)。