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J-GLOBAL ID：201102249499605925   整理番号：11A0101854

Lymantria dispar(マイマイガ)中腸膜への毒素の移行におけるBacillus thuringiensis Cry1Ab δ-内毒素のα-ヘリックス5内のバリン171の関与

Participation of Valine 171 in α-Helix 5 of Bacillus thuringiensis Cry1Ab δ-Endotoxin in Translocation of Toxin into Lymantria dispar Midgut Membranes

著者 (5件)： ALZATE Oscar (Ohio State Univ., Ohio) ,  ALZATE Oscar (Universidad Pontificia Bolivariana, Medellin, COL) ,  OSORIO Cristina (Ohio State Univ., Ohio) ,  FLOREZ Alvaro M. (Universidad de Santander, Bucaramanga, COL) ,  DEAN Donald H. (Ohio State Univ., Ohio)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 76  号： 23  ページ： 7878-7880  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Bacillus thuringiensis Cry1Ab δ-内毒素は殺虫活性を持ち,そのV171C変異体はマイマイガに対する毒性が25倍増加している。円偏光2色性解析ではV171C変異体は野生型と同様の2次構造を有していた。一方,熱変性実験では,V171C変異体の立体構造の安定性は低下していた。これらの結果は,毒性の増加が,変異体の立体構造の巻戻り易さによるガ中腸膜への透過率の増加を原因とすることを示す。電位クランプ法によるδ-内毒素の中腸膜への挿入効率測定でもV171Cの挿入効率は野生型に比べ34%増加していた。V171C変異の効果はマイマイガに特異的であり,Cry1Ab δ-内毒素に感受性であるタバコスズメガでは認められなかった。

シソーラス用語： Bacillus thuringiensis ,  *内毒素 ,  *マイマイガ ,  *殺虫作用 ,  アミノ酸配列 ,  部位特異的変異誘発 ,  膜透過 ,  熱変性 ,  円偏光二色性 ,  折畳み構造 ,  パッチクランプ法
準シソーラス用語： *δ内毒素

分類 (2件)： 生物的防除  (FC05030B) ,  微生物感染の生理と病原性  (EG03053T)

タイトルに関連する用語 (10件)： Lymantria ,  マイマイガ ,  中腸 ,  毒素 ,  移行 ,  Bacillus ,  Cry1Ab ,  内毒素 ,  ヘリックス ,  バリン