抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,大分県のヒラメ養殖産業を支援することを目的として,高水温耐性品種の育種を行った。現地の養殖場で越夏した親魚を用いて生産した種苗を現地で養成し,これを繰り返すことで養殖環境に適した系統を作出した。さらに,豊後水道で漁獲された天然雄と養殖雌を用いて種苗生産し,種苗に高水温負荷を与えた。その生残群から次世代の親魚を養成し,これを繰り返すことで高水温耐性系統を育種した。現地での養殖選抜試験では,採卵で孵化した仔魚46万6千尾に,生クロレラ(1日齢),ワムシ(2日齢から),アルテミア(22日齢から),及び配合飼料(27日齢から)を与え,35日齢時に稚魚の移槽を開始できた。一方,高水温負荷による育種では,卵流出の人為的ミスにより人工授精に失敗した。