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J-GLOBAL ID:201102249896347150   整理番号:11A0896931

北中国,北部オルドス盆地における中新生代の地球化学的特徴とその地質学的意味

Geochemical Characteristics and their Geological Implications of Meso-Cenozoic Basalts in the Northern Ordos Block, North China
著者 (4件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 92-104  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2211A  ISSN: 1001-1552  CODEN: DGYXEW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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北中国の北部オルドス・ブロックからの中生代-新生代玄武岩の地球化学と同位体組成に基づき,中生代からの北中国クラトン破断の始まりの可能なマントル過程の意味を議論している。126.2MaのAr-Ar年代を有する白亜紀前期玄武岩は北部オルドスの杭錦旗に位置し,6.4MaのAr-Ar年代を有する中新世後期玄武岩は,北部オルドスの和林格県に位置する。杭錦旗からの白亜紀前期玄武岩は,低いSiO_2(46.93%~47.93%),高いアルカリ含量(K_2O+Na_2O=5.75%~6.21%とK_2O>(Na_2O-2)),6.7~8.0のシリアル指標(σ)を有するアルカリ性カリ粗面玄武岩である。そのMg#指標は32.4から32.8であり,Ni-Crの含量は20μg/gより低く,玄武岩質マグマでオリビンと斜方輝石のような鉱物の晶出分化が起こったことを示す。白亜紀前期玄武岩はLaに対しNb-Ta減少を示し,その初期(87)Sr/(86)Sr比は0.7062とε_(Nd)(t)は-12.25で,そのマグマが主に濃縮EMI型マントルに由来したことを示す。一方,和林格からの中新世後期玄武岩は,Mg#指標が46.7~52.4であり,シリアル指標(σ)が2.1~2.8である付随オリビン・ソレアイトに属する。一方,和林格からの中新世後期玄武岩は,Mg#指標が46.7~52.4であり,シリアル指標(σ)が2.1~2.8である付随オリビン・ソレアイトに属する。中新世後期玄武岩もまた,不適合元素中と,0.7051から0.7053の範囲の初期(87)Sr/(86)Sr比と-1.91から-0.74のε_(Nd)(t)を伴うSr-Nd同位体組成の比較的濃縮した特徴のOIBと同じNb-Taを示し,中新世後期マグマがアセノスフェアとEMI型大陸リソスフェア・マントルの相互作用としての生成物の可能性があることを意味する。さらに,杭錦旗と和林格県からの両方の玄武岩は,207/204が6~6.5で208/204が>60である低い207Pb/204Pb比を有し,EMI型デュパル同位体異常の特徴を示す。それゆえに,オルドス・ブロックの下のリソスフェアの小規模伸張と薄層化が白亜紀前期以降に起こったことが,さらに玄武岩の地球化学とSr-Nd-Pb同位体のデータにより示される。・・・(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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年代測定  ,  構造地質学・テクトノフィジクス一般 

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