抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三瓶火山の噴火史の研究例はいくつかあるが,噴火活動期の区分については統一見解はない。ここでは,古土壌や黒色土を火山活動の休止期とする観点から,第I~IV期の噴火様式の変遷を考察した。第I期(100ka)は,高い噴煙柱を形成したプリニアンの爆発的な噴火であり,粕淵火砕流と木次降下軽石を噴出した。第II期(70ka)は,同じプリニアン噴火によって,雲南降下軽石と大田軽石流を噴出し,カルデラを形成した。池田降下軽石を噴出した第III期(35~40ka)も高い噴煙柱を形成し,降下物を伴ったプリニアン噴火である。第IV期(16ka頃)は,様々な形態の噴出物を伴う特異的な活動期である。さらにこれ以降の期の特徴を示した。