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J-GLOBAL ID:201102250403871431   整理番号:11A1908636

ハワイのアブラムシ-捕食寄生者群集における栄養的関係と種間相互作用を調べるための分子診断ツールの開発と利用

Development and use of molecular diagnostic tools to determine trophic links and interspecific interactions in aphid-parasitoid communities in Hawaii
著者 (2件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 26-38  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: W0345A  ISSN: 1049-9644  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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捕食寄生者の競争と高次寄生がアブラムシ類害虫の生物的防除に及ぼす影響に関して,これまでに多くの議論がなされてきた。種間相互作用と栄養的関係の評価は従来の飼育および分析方法では難しいため,そのような関係を深く理解することができなかった。ハワイのワタアブラムシ(Aphis gossypii)に寄生する捕食寄生者群集の栄養的関係の分析は,あらゆるアブラムシと捕食寄生者が導入されている生態系に生じる複雑な相互作用を評価する絶好の機会を与える。本試験では,サトイモ(Colocasia esculenta)の圃場で採集したワタアブラムシに寄生した捕食寄生者や高次寄生者の間の宿主内競争の発生の調査のため,多重RCP法を開発して応用した。ワタアブラムシ内の捕食寄生者-高次寄生者群集を完全に記録するため,生きたアブラムシとミイラ化したアブラムシの両方を調べた。種間競争と栄養的関係の定性的比較のために600匹以上のミイラ化アブラムシを同時に飼育し,全部で818匹の生きたアブラムシと245匹のミイラ化アブラムシを多重分析法で分析した。飼育法とDNA法は似た傾向を示し,季節が過ぎる間に1種類の捕食寄生者が急激に減少した後に他の捕食寄生者が急激に増加する傾向を示した。生きたアブラムシの高次寄生と共寄生は著しく少ないことが分子解析により,ミイラ化アブラムシの高次寄生は異常に多いことが飼育法および分子解析法の両方によりわかった。飼育された試料を比較した結果,捕食寄生者群集の分子解析法は従来よりも詳細に分析することができ,未知もしくは未確認の栄養的関係を確認することが可能であった。ハワイのアブラムシ類の生物的防除に関する今後の研究における本手法の可能性について,特に新しい捕食寄生者の導入の観点から議論した。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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作物栽培一般  ,  昆虫・ダニによる植物被害  ,  異種生物間相互作用  ,  個体群生態学 

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