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J-GLOBAL ID：201102250717150143   整理番号：11A1222480

プロトン非局在化を鍵とした新規有機導体の創製

著者 (1件)： 小林由佳 (早稲田大 高等研)
資料名： ゼネラル石油研究奨励財団研究報告書
号： 14  ページ： 25-26  発行年： 2011年02月01日 
JST資料番号： L3046A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 固体中のプロトン移動に依る有機伝導体の創製を検討した。ジチエノジチン誘導体に自己集積化の為シラノール基の導入は安定性の問題がある為,強い静電相互作用を有する酸・塩基型水素結合を導入することが出来る,テトラチアフルバレンの研究を行った。酸性官能基を導入し塩基性官能基を有する化合物と塩形成を行い得られた数種類の塩結晶サンプルの電気伝導性を調べると10^-3~10^-4S/cmの値が得られた。この物質のキャリア発生機構も合成,分光法,X線結晶構造解析,理論計算等で検討した。

シソーラス用語： *オレフィン化合物 ,  *硫黄複素環化合物 ,  導電性 ,  *有機半導体 ,  分子結晶 ,  温度依存性 ,  静電相互作用 ,  *水素結合 ,  誘電性 ,  磁性 ,  光伝導
準シソーラス用語： *テトラチアフルバレン誘導体

分類 (2件)： 有機化合物の電気伝導  (BM03045F) ,  ジオキソール,オキサチオール,ジチオール  (CF07079K)

物質索引 (1件)： テトラチアフルバレン

引用文献 (2件)：

• (1) Y. Kobayashi, M. Yoshioka, K. Saigo, D. Hashizume, T. Ogura, J. Am. Chem. Soc. 2009, in press.
• (2) V. Kobayashi, A. Suzuki, K. Saigo, T. Shibue, Syn. Met. 2009, in press.

タイトルに関連する用語 (5件)： プロトン ,  非局在化 ,  鍵 ,  有機導体 ,  創製