抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2008年8月に,基盤地図情報に関する具体的内容と整備・更新方法が定められ,基本法が公布・施工された。この基本法は,地理空間情報をGIS(地理情報システム)及び衛生測位と結び付けて,高度情報活用社会を実現させることを重要な課題としている。東北地方太平洋沖地震後の被災地について,基盤地図情報と震災発生後の正射画像データ(オルソ画像)を重ね合わせ,さらに数値高度モデルを重ね,被災状況を検討した。この結果から,リアス式海岸のほうが津波の威力は大きいが,それ以外の地域でも,標高が低く,海岸線に近い地域は潰滅的被害を受けていることが分かる。この手法を用い,北海道で同様な規模の想定地震,想定津波が起こった場合についても,被害状況等について検討し,想定被災時の課題も述べた。