抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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笠間で産出する箱田石は含鉄土石であり,有用な釉薬原料であることが分かった。本論文では,箱田石を主成分として,土灰,わら灰,粘度分を配合して,茶~黒釉の発色を研究した。その結果,箱田石を主成分とすることで,質感や色合いが豊かな茶~黒色の釉薬が得られることが分かった。また,箱田石の含鉄分を利用して単味で熔化顔料として試したところ,良好な発色が得られ,顔料としても使えることも分かった。量産のための効率的な精製方法としてボールミルによる湿式精製が考えられる。今後,産地のオリジナルカラーとしての展開が期待できる。