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J-GLOBAL ID：201102251803123953   整理番号：11A0146586

現場締固め効果の実用的な実験的予測手法

Experimental method of predicting the compaction effect in fill work practice

著者 (5件)： 村田曄昭 (鹿島建設・土木営業本部) ,  建山和由 (立命館大学・理工学部) ,  山本拓治 (鹿島建設・技術研究所土質基礎・岩盤構造グループ) ,  吉田輝 (鹿島建設・技術研究所土質基礎・岩盤構造グループ) ,  川野健一 (鹿島建設・技術研究所土質基礎・岩盤構造グループ)
資料名： 地盤工学ジャーナル(Web)
巻： 5  号： 4  ページ： 589-601 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0044A  ISSN： 1880-6341  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大規模な盛土工事において,盛土材の含水比や粒度が施工中に変動した場合の締固め特性の変化を,実際の施工機械による転圧試験を行うことなく迅速かつ簡便に予測するための室内突固め試験方法を考案した。当試験は,土工事で通常用いられる突固め試験用具を用いて行うことができ,実機の転圧回数の累積に伴う土の締固めを,モールド内の突固め仕事量の蓄積により再現する。類似の手法は従来から提案されているが,当手法は振動ローラなどの転圧作業だけでなく,ブルドーザなどによる敷均し作業に伴う締固め効果を考慮しているのが特徴である。実機施工との比較実験の結果,施工方法すなわち施工機械や層厚を一定とする限り,現場締固め特性の変化を,当手法を用いて概ね予測できることが分かった。当試験は,所定の転圧回数の遵守状況をリアルタイムに管理する施工規定方式の品質管理において,転圧試験に代わる締固め特性の確認手段として,日常的な活用が期待される。(著者抄録)

シソーラス用語： 盛土 ,  *材料 ,  土締固め ,  *締固め試験 ,  頻度 ,  品質管理 ,  *締固め ,  予測技法
準シソーラス用語： *現場締固め ,  *室内突固め試験 ,  *盛土材 ,  転圧回数 ,  転圧試験 ,  突固め試験 ,  敷均し

分類 (2件)： 地盤改良,土質安定処理  (RA07060C) ,  現地調査,土質試験  (RA03020I)

引用文献 (13件)：

• 1) 国土交通省:TS・GPSを用いた盛土の締固め情報化施工管理要領(案),2003, 20pp.
• 2) 東日本/中日本/西日本高速道路株式会社:土工施工管理要領,p.5, pp.参57-参111, 2009.
• 3) Proctor, R. R.: Fundamental principle of soil compaction; First of four articles on the design and construction of rolled-earth dams, Engineering News-Record, Vol.111, No.9, pp.245-248, 1933.
• 4) 石澤利明:締固め施工の合理化に関する一考察,京都大学修士論文, 1985, 79pp.
• 5) 畠昭治郎・建山和由・石澤利明:振動ローラを用いた現場締固めにおける密度予測に関する研究,土木学会論文集,第364号/III-4, pp.229-237, 1985.

タイトルに関連する用語 (4件)： 現場 ,  締固め ,  実験 ,  予測手法