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J-GLOBAL ID：201102252196453554   整理番号：11A0181485

転写伸長促進因子複合体によって調節されるヒストン3リジン4トリメチル化はクラススイッチ組換えにおけるDNA切断に重要である

Histone3 lysine4 trimethylation regulated by the facilitates chromatin transcription complex is critical for DNA cleavage in class switch recombination

著者 (5件)： STANLIE Andre (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  AIDA Masatoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MURAMATSU Masamichi (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  HONJO Tasuku (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  BEGUM Nasim A. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 51  ページ： 22190-22195  発行年： 2010年12月21日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クラススイッチ組換え(CSR)におけるDNA切断は活性化誘導型シチジンデアミナーゼ(AID)と転写伸長促進因子(FACT)複合体によるS領域の転写を必要とするが,この転写の必要性については解明されていない。マウスC12細胞においてsiRNAを用いてFACT複合体を構成するSSRP1またはSPT16をノックダウンした場合,転写は阻害されることなく,CSRのみが阻害された。しかし,FACTノックダウンによってSμとSα領域のヒストン3リジン4トリメチル化(H3K4me3)が強く抑制された。さらに,H3K4メチル化酵素複合体成分であるWdr5やASH2などのノックダウンもクラススイッチを阻害した。S領域が転写される際のFACTによるH3K4me3修飾がDNA切断のマーキングとして機能することを示唆した。

シソーラス用語： *メチル化 ,  DNA鎖切断 ,  シチジンデアミナーゼ ,  siRNA ,  タンパク質 ,  *クラススイッチ組換え ,  *ヒストンメチル化 ,  *免疫グロブリンクラススイッチ ,  SSRP1
準シソーラス用語： *組換 ,  ヒストン3 ,  FACT蛋白質 ,  SPT16 ,  Wdr5 ,  ASH2

分類 (2件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  抗原・抗体・補体一般  (ED04010A)

タイトルに関連する用語 (9件)： 転写伸長 ,  促進因子 ,  複合体 ,  調節 ,  ヒストン ,  リジン ,  トリメチル化 ,  クラススイッチ組換え ,  DNA切断