抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,図書館の利用実態を調査・分析することにより,生涯学習社会に対応した今後の中小都市における図書館経営計画の策定に向け,新たな図書館サービス計画の標準的モデルの設定を目的としている。調査対象として,北広島市図書館を選んだ。北広島市は,札幌市に隣接する小都市であり,昭和49年から団地が形成され爆発的に人口が増えている。北広島市図書館は,JR北広島駅の目前に建つ,芸術文化ホールとの複合建築型図書館であり,本館の他に各4つの分室と11箇所のBMステーションとで図書館サービスネットワークを展開している。調査は,図書館利用登録者17,633人の中から無作為に約10%抽出した1,881人を対象として郵送アンケート方式で行った。調査の回答から,「図書館サービス」に関する項目では,図書館の様々な構成要素(人・物・サービス)18項目について,満足・やや満足・やや不満足・不満足という4段階で評価してもらい,それぞれ順に4・3・2・1点を乗じ,回答者実数で割って得られた数字を評価指数とした。その結果は,総合的には,やや満足の得点3.0を上回っており,住民の満足度は高いと言える。しかし,住民の図書館満足度をさらに高めようとするのであれば,今後も計画的な蔵書の充実を図り,同時に地区図書室・学校図書室などの整備・充実を積極的に進めてゆくべきと言える。