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J-GLOBAL ID：201102252802027434   整理番号：11A0120480

ポリエチレン不織布によるマルチがわい化栽培リンゴの生育および果実品質に及ぼす影響

Effects of Mulching with Polyethylene Nonwoven Fabric on Growth and Fruit Quality of Dwarf Apple Trees

著者 (2件)： 藤澤弘幸 (東京農大 農) ,  守谷友紀 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研 リンゴ研究拠点)
資料名： 農作業研究  (Japanese Journal of Farm Work Research)
巻： 45  号： 4  ページ： 213-218  発行年： 2010年12月20日 
JST資料番号： G0627B  ISSN： 0389-1763  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： JM1,JM7およびM.9vfを台木としたリンゴ‘ニュージョナゴールド’12年生樹を対象に,透湿性を有する白色ポリエチレン不織布を用いてマルチ栽培を行い,土壌水分,樹体生育および果実品質に及ぼす影響を検討した。1)土壌水分はマルチにより減少したが,比較的湿潤な水準(pF 2.0程度)にとどまった。2)いずれの台木樹でも,マルチ区の新梢伸長および果実重は無処理区に比べて低い傾向を示した。土壌水分の減少がその要因と推察された。3)果実ていあ部の着色程度は,いずれの台木樹でもマルチにより上昇する傾向が見られた。果実赤道部の着色程度は,JM7およびM.9vf台木樹ではマルチの影響を被らず,JM1台木樹ではマルチにより低下した。4)果汁の屈折計示度および酸含量は,いずれの台木樹でもマルチによる影響が認められなかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *リンゴ ,  *不織布 ,  *ポリエチレン ,  栽培管理 ,  *マルチ栽培 ,  土壌水 ,  植物成長 ,  台木 ,  果実【器官】 ,  着色

分類 (1件)： 果樹  (FC03042G)

引用文献 (13件)：

• 阿部洋. リンゴJM台木上「ジョナゴールド」における果実着色と新梢長との関係. 東北農業研究. 2005, 58, 165-166
• 藤澤弘幸. JM1, JM7, JM8およびM.9台木がリンゴ葉の光合成速度に及ぼす影響. 園学研. 2010, 9, 171-176
• 加藤正. かん水がリンゴの収量品質に及ぼす影響. 青森りんご試報. 1985, 22, 1-20
• 加藤正. 時期別の土壌水分がリンゴ樹の生育, 収量及び果実品質に及ぼす影響. 青森りんご試報. 1989, 25, 23-39
• 河田道子. リンゴわい性台木JM1, JM7の利用法. 東北農業研究. 2002, 55, 153-154

タイトルに関連する用語 (7件)： ポリエチレン ,  不織布 ,  マルチ ,  わい化栽培 ,  リンゴ ,  生育 ,  果実品質