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J-GLOBAL ID：201102252922923760   整理番号：11A0418109

ウスイロヒョウモンモドキの食草オミナエシの推移からみた三瓶山東の原草地の植生管理

著者 (3件)： 高橋佳孝 (農業技術研究機構 近畿中国四国農研セ) ,  井上雅仁 (島根県三瓶自然館) ,  ONDOPA Justin (広島大 大学院国際協力研究科)
資料名： 島根県立三瓶自然館研究報告  (Bulletin of the Sanbe Shizenkan Nature Museum)
号： 6  ページ： 1-6  発行年： 2008年03月31日 
JST資料番号： L8003A  ISSN： 1882-0344  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 島根県の要緊急保護対策種であるウスイロヒョウモンモドキの管理指針策定のための基礎資料を得る目的で,三瓶山麓のススキ型草地とウスイロヒョウモンモドキの食草であるオミナエシの個体数に対する放牧および刈り取りの影響を解析した。3年間の放牧処理を加えた区のオミナエシのラメット数と開花個体数は対照区に比較して低く,出現植物種数と多様度指数は差が認められなかった。長年に渡り比較的強い放牧が行われてきた連年放牧区はシバ草地となり,オミナエシ個体は極めて少なく,開花個体数も殆ど認められなかった。刈り取り試験区では5年間の試験期間を通してバイオマス量は経年的に減少したが,対照区では大きな年次変化は認められなかった。ススキ型草地の種多様性とオミナエシ個体数を増やすためには,6月刈りが最も有効であり放牧はそれほど有効で無いことが示唆された。

シソーラス用語： オミナエシ科 ,  開花 ,  *数 ,  放牧 ,  生物多様性 ,  ススキ ,  植生 ,  *生物相互作用 ,  *個体数 ,  飼育管理
準シソーラス用語： *チョウ ,  *ウスイロヒョウモンモドキ ,  種多様性

分類 (1件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (4件)： 食草 ,  推移 ,  草地 ,  植生管理