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J-GLOBAL ID:201102253711162920   整理番号:11A0109233

ソロリンはDNA複製依存性の姉妹染色分体接着を確実にするためにアセチルトランスフェラーゼEco2と協調的に働く

Sororin cooperates with the acetyltransferase Eco2 to ensure DNA replication-dependent sister chromatid cohesion
著者 (3件):
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巻: 107  号: 47  ページ: 20364-20369  発行年: 2010年11月23日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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姉妹染色分体は細胞周期のS期に形成され,コヒーシンと呼ばれるタンパク質により互いに接着した状態でG2期の終わりまで維持された後,それぞれ引き離されて分裂期に移行する。脊椎動物におけるこの姉妹染色分体接着の制御機構は不明な点が多い。すでに筆者らはソロリンと名付けたタンパク質がコヒーシン複合体と相互作用し,脊椎動物における姉妹染色分体の接着に重要であることを示しているが,本報告ではソロリンと染色体の結合がどのように制御されているかにつき検討した。その結果,ソロリンが結合するのはDNA複製が開始された染色体のみであること,その染色体のソロリン結合部位はDNA複製中に増加し,そこにはコヒーシンとアセチルトランスフェラーゼEco2の存在が必須であること,そしてその結合活性はDNA複製終了後,G2期においても持続されることが明らかとなった。ソロリンはEco2と協調的に機能し,共に分裂後期促進複合体によるユビキチン化によりS期の手前まで低タンパク質レベルに保たれるとも示された。以上より,姉妹染色分体接着の制御機構として,DNAに結合したコヒーシンがDNA複製期に増加したEco2による修飾を受けてソロリン結合部位を生みだし,ソロリン結合が姉妹染色分体接着を維持するというモデルを提唱した。
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞分裂・増殖  ,  生物学的機能 

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