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J-GLOBAL ID:201102253777083002   整理番号:11A0193688

パネート細胞は腸陰窩にLgr5幹細胞のニッチを形成する

Paneth cells constitute the niche for Lgr5 stem cells in intestinal crypts
著者 (10件):
資料名:
巻: 469  号: 7330  ページ: 415-418  発行年: 2011年01月20日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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自己複製する小腸陰窩の恒常性は,陰窩底部に位置する小型のサイクリング細胞であるLgr5幹細胞間の中立的競争から生じている。Lgr5幹細胞は,終末分化したパネート細胞(リゾチームやクリプトジン/デフェンシンなどの抗菌物質を産生することが知られている)の間に散在している。Lgr5を発現する単一の幹細胞は非上皮性ニッチ細胞なしで培養すると,長期生存する自己組織化した陰窩・絨毛類器官を形成できる。今回我々は,マウスではin vivoおよびin vitroの両方で,Lgr5幹細胞がパネート細胞と密接な物理的結合をしていることを見いだした。CD24+パネート細胞は,EGF,TGF-α,Wnt3およびNotchリガンドであるDll4を発現しており,これらすべてが培養系での幹細胞の維持に不可欠なシグナルである。選別された幹細胞をパネート細胞と共培養すると,類器官の形成が著しく改善される。パネート細胞のこのような必要性は,外因性Wntの短期投与で代用できる。in vivoでパネート細胞を遺伝的に除去すると,それに伴ってLgr5幹細胞が消失する。結腸陰窩では,Lgr5幹細胞の間に存在するCD24+細胞が,パネート細胞と同じような働きをしている可能性がある。Lgr5幹細胞は,特殊化した娘細胞であるパネート細胞によって供給される重要なニッチシグナルを得るために拮抗していると考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2011
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分類 (2件):
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発生と分化  ,  腸 

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