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J-GLOBAL ID：201102253868786332   整理番号：11A1022747

日本とドイツの森林イメージ-国有林地域の事例から-

著者 (1件)： 上田裕文 (札幌市大 デザイン)
資料名： 北方林業  (Northern Forestry, Japan)
巻： 63  号： 6  ページ： 162-165  発行年： 2011年06月01日 
JST資料番号： Y0115A  ISSN： 0388-8045  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 両国の森林地域における人と森林の関わりと,形成された森林イメージとを描出するためのフィールド調査を行った。調査対象地は森林政策の変遷が良く現れている国(州)有林地域(1)ヘッセン州ラインハルトの森,2)岩手県沢内村)とし,2004~2006年に数回の現地調査を行った。森林利用は,1)ではほとんどの人が余暇と答え,次いで燃料,林産物の順であったが,2)では2/3の人が林産物であった。地域にとっての森林の価値と,個人にとっての価値を区別して訊いたところ,1)では地域の森林価値は空気(健康)と林業・水であり,2)では地域アイデンティティと水が上位回答であった。個人の森林価値は,1)ではほとんど余暇利用のみであり,2)では水・地域アイデンティティ・雰囲気であった。この調査により,両国の地域社会における森林の位置づけの相違を見ることができた。

シソーラス用語： *森林 ,  *知覚 ,  *現地調査 ,  政策 ,  余暇 ,  生物燃料 ,  林産物 ,  価値 ,  空気 ,  林業 ,  水 ,  地域 ,  個人 ,  地域差 ,  雰囲気 ,  地域社会 ,  位置 ,  ドイツ連邦共和国 ,  岩手県 ,  比較 ,  順序 ,  *国有林 ,  森林・林業政策 ,  *森林管理 ,  産業
準シソーラス用語： *イメージ ,  位置づけ ,  健康 ,  森林政策 ,  *森林利用 ,  地域アイデンティティ ,  有林地域 ,  ヘッセン州

分類 (1件)： 林業一般  (FF01010M)

引用文献 (3件)：

• 四手井綱英ほか(1981)森林環境に対する住民意識の国際比較に関する研究,トヨタ財団女性研究報告書
• 上田裕文(2007)日独の国有林地域ラインハルトの森と旧沢内村における地域像と森林像ランドスケープ研究 70(5):723-726
• 安彦一恵(2002)景観紛争の解決のために,安彦ら編著 風景の哲学,ナカニシヤ出版

タイトルに関連する用語 (6件)： 日本 ,  ドイツ ,  森林 ,  イメージ ,  国有林 ,  地域