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J-GLOBAL ID：201102253903938647   整理番号：11A2004324

all-trans-レチノイン酸生合成への生理的洞察

Physiological insights into all-trans-retinoic acid biosynthesis

著者 (1件)： NAPOLI Joseph L.
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1821  号： 1  ページ： 152-167  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： all-trans-レチノイン酸(atRA)は様々な生体系および生理的過程に不可欠な支援を与える。上皮分化および癌とのその関連性と胚形成はatRA機能にとって興味深い代表的な領域である。しかしながら,最近,神経系,免疫系,エネルギー収支および肥満におけるatRA作用への関心が,特に出生後機能に関してかなり増加した。atRA作用はatRA生合成に依存する:レチノイド依存的過程の欠陥はatRA生物発生における欠陥と益々関係する。かなりの証拠により,生理的atRA生合成はレチノイド結合蛋白質とレチノイド認識酵素の複雑な相互作用からなる調節過程を介して生じることを示している。生化学的,生理的および遺伝子データの増加により,atRA生合成の第一段階の生理的触媒としてのレチノールデヒドロゲナーゼ(RDH),RDH1,RDH10およびDHRS9に対する特異的機能的帰結と第二および不可逆的段階の触媒としてレチナールデヒドロゲナーゼ(RALDH),RALDH1,RALDH2およびRALDH3に対する機能的帰結を同定した。これらの酵素のそれぞれはatRAにより仲介される明確な生物学的過程と関連する。冗長性が生じたが,制限されると思われる。累積データから複数参加者の遺伝子発現調節を介してatRAによるフィードバック調節および/または制御により,レチノイド結合蛋白質とこれらの酵素間の相互作用モデルを支持する。アポCRBP1/ホロCRBP1比はレチニルエステルとして貯蔵へのおよび貯蔵からのレチノール流動に影響を及ぼすことにより関与し,それによって,atRA生合成を支持する基質を調節している。atRA生合成はRDHおよびRALDHの存在を必要とする:逆に,どちらの段階の一つのアイソザイムの欠如は部位でatRA生合成の欠如を示さない。本論文はレチノイドおよび脂質代謝と題する特集の一環である。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ビタミンA ,  レチノール結合タンパク質 ,  アシルトランスフェラーゼ ,  カルボン酸エステル ,  共役ジエン ,  脂環式化合物 ,  不飽和アルコール ,  オキシドレダクターゼ ,  フラビンタンパク質 ,  非ヘム鉄タンパク質 ,  アルコールデヒドロゲナーゼ ,  *生合成 ,  エネルギー収支 ,  肥満 ,  神経系 ,  分子間相互作用 ,  タンパク質 ,  遺伝子発現 ,  アイソザイム ,  アポ酵素 ,  ホロ酵素 ,  テルペノイド ,  不飽和カルボン酸 ,  ポリエン
準シソーラス用語： レシチンレチノールアシルトランスフェラーゼ ,  レチナールデヒドロゲナーゼ ,  レチニルエステル ,  レチノイド ,  レチノイド結合蛋白質 ,  レチノールデヒドロゲナーゼ ,  生物発生 ,  免疫系

分類 (3件)： ビタミンA  (EB07020A) ,  酵素生理  (EJ02020P) ,  動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R)

物質索引 (2件)： all-trans-レチノイン酸 ,  レチノール

タイトルに関連する用語 (4件)： all-trans-レチノイン酸 ,  生合成 ,  生理 ,  洞察