抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】Pterocypsela elataの根茎における主要化学構成成分を研究し,脳虚血に対するlactuside Bの活性を探る。【方法】化合物を,分離し,シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して,分光実験で解明した。部分的脳虚血モデルを,脳虚血に対するlactusideBの活性を観察するべく,脳組織における含水量,MDAおよびSODレベルを検出するのに使用した。【結果】10種類の化合物を得て,それらを,lactuside B(1),11β,13-ジヒドロラクツシンアセタート(2),β-シトステロール(3),ダウコステロール(4),(24R)-5α-スチグマスタ-7,22(E)-ジエン-3α-オール(5),3,3’,4-トリメトキシエラグ酸(6),β-アミリン(7),オレアノル酸(8),n-ヘキサコサン酸(9),およびステアリン酸(10)であると同定した。lactuside Bは,キー成分であり,その産生量は0.15%であった。lactuside Bのすべてのグループにおいて,脳組織における含水量およびMDAレベルは有意に減少して,SOD濃度は著しく増加した。【結語】10化合物全てが,初めて,この植物から分離された。化合物1は,脳虚血に対して明白な活性を持つキー成分である。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST