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J-GLOBAL ID：201102254970740998   整理番号：11A1238238

海洋環境におけるミクロプラスチックス

Microplastics in the marine environment

著者 (1件)： ANDRADY Anthony L. (Dep. of Chemical and Biomolecular Engineering, North Carolina State Univ., Raleigh, NC 27695, USA)
資料名： Marine Pollution Bulletin  (Marine Pollution Bulletin)
巻： 62  号： 8  ページ： 1596-1605  発行年： 2011年08月 
JST資料番号： E0557A  ISSN： 0025-326X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本レビューは海洋環境におけるミクロプラスチックスの生成機構と潜在的なインパクトを考察した。海浜でのプラスチックの風化分解はプラスチックの表面脆化と微細クラックの発生をもたらし,ミクロプラスチックスを生じる。これは風波で水中に運ばれる。海水中にある無機の微細粒子と異なり,ミクロプラスチックスは難分解性有機物(POPs)を分配により濃縮する。一般的なPOPsの分配係数はプラスチック材が数桁高い。したがって,高レベルのPOPsを抱えたミクロプラスチックスが海洋生物相に摂取される可能性は高い。摂取POPsのバイオアベイラビリティや栄養段階を越えた輸送効率は不明であり,これらによる海洋生態系に対する潜在的な損傷は今後定量化し,モデル化する必要がある。海洋のプラスチック汚染が増大するなか,海洋の食物連鎖におけるミクロプラスチックスのインパクトをよりよく理解することが重要である。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *プラスチック ,  *微粒子 ,  ナノ粒子 ,  *汚染物質 ,  *食物連鎖 ,  *残留性有機汚染物質
準シソーラス用語： *POPs【汚染物質】 ,  ナノプラスチックス ,  *ミクロプラスチックス

分類 (2件)： 海洋汚濁  (SB02040B) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

タイトルに関連する用語 (2件)： 海洋環境 ,  プラスチックス