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J-GLOBAL ID:201102254983532847   整理番号:11A1059005

離着陸中の航空機のエミッションからのPM2.5への住民曝露に及ぼす化学輸送モデルのスケールと分解能の影響

Effect of chemistry-transport model scale and resolution on population exposure to PM2.5 from aircraft emissions during landing and takeoff
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巻: 45  号: 19  ページ: 3294-3300  発行年: 2011年06月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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大気化学輸送モデルはしばしば大気質及び公衆衛生に及ぼすエミッションの影響の限界値を決定するために用いられるが,モデルに用いられた仮定に関連する不確実性は健康影響の計算の観点からはほとんど特定されることがない。航空輸送のエミッションは航空輸送の増加予測とその他の人為起源からのエミッションの減少との組み合わせによって興味ある問題となっているが,航空輸送からの住民の健康影響を正確に特徴づけるために必要な地理的スケールと分解能は航空エミッションの特殊な空間的・時間的パターンを考慮すると不明である。この研究では,米国の3つの空港(アトランタのHartsfield-Jackson,シカゴのO’Hare,及びプロビデンスのT.F. Green)からの着陸と離陸(LTO)サイクルにおける個々の民間航空エミッションの微細粒子状物質(PM2.5)への寄与を総合的な化学輸送大気質モデルであるコミュニティ多重規模大気質(CMAQ)モデルを用いて推定する。モデルの分解能と地理的スケールの重要性を評価するために,CMAQの1大気バージョンを36km,12km及び24kmの分解能で計算を実行し,各空港からの種々の距離における全人口の健康リスクを計算した。航空機エミッションに帰される最大濃度の大きな相違にもかかわらず,全モデル領域にわたる全人口の健康リスクはモデルの分解能によってほとんど影響を受けず,36kmと12kmの分解能の間で死亡率リスクに2%の相違があったのみである。モデルスケールの解析から,空港を中心とする108×108kmの領域はPM2.5の一次成分に対する最大の人口曝露を捕捉したが,全公衆衛生リスクは空港から大きい距離の人口によって支配されており,二次的硫酸アンモニウムと硝酸塩からの寄与がある場合,空港から300kmを越える地域において発生する健康被害の28~35%になる。この研究の結果から,LTOエミッションからの人口の健康のリスク評価に必要なモデルの分解能と地理的規模についての洞察が与えられ,また種々の格子分解能にわたるリクスに基づく優先順位のロバストさが実証される。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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対流圏・成層圏の地球化学  ,  気圏環境汚染  ,  粒状物調査測定  ,  航空輸送・サービス一般 

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