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J-GLOBAL ID：201102255258354964   整理番号：11A0112035

マイクロ波アシスト記録における磁化反転条件とそのダイナミクス

著者 (3件)： 岡本聡 (東北大 多元物質科研) ,  菊池伸明 (東北大 多元物質科研) ,  北上修 (東北大 多元物質科研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 310(MR2010 34-41)  ページ： 7-11  発行年： 2010年11月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 磁気記録の高密度化のための新技術としてマイクロ波アシスト記録方式が提案されている。磁化反転にはスピントルク発振器を使用する。歳差運動を励起するスピントルク発振器を磁気ヘッド内に組み込むことにより,歳差運動によって生じる高周波磁場を利用する。しかしまだ,その反転原理や動特性などは十分に理解されていなかった。本研究では,LLG方程式の定常解の性質を調べ,解析的にマイクロ波アシストによる磁化反転条件を導出することができた。本モデルを用いれば,定量的に反転条件を様々なパラメータ(マイクロ波磁場振幅,ダンピング定数など)に対して計算できるだけでなく,熱ゆらぎの影響なども解析できる。本稿では,まずマイクロ波アシストによる磁化反転原理について説明し,様々なパラメータに対する磁化反転条件と動特性について紹介した。

シソーラス用語： *マイクロ波 ,  *磁気記録 ,  *磁化反転 ,  緻密化 ,  発振器 ,  歳差運動 ,  *動特性 ,  ゆらぎ ,  電子スピン ,  磁性体
準シソーラス用語： LLG方程式 ,  スピントルク ,  高密度化 ,  熱ゆらぎ

分類 (1件)： 記憶装置  (JC04060F)

引用文献 (17件)：

• ZHU, J-G. IEEE Trans. Magn. 2008, 44, 125
• THIRION, C. Nature Mater. 2003, 2, 524
• NOZAKI, Y. Appl. Phys. Lett. 2007, 91, 082510
• NOZAKI, Y. Appl. Phys. Lett. 2007, 91, 122505
• WOLTERSDORF, G. Phys. Rev. Lett. 2007, 99, 227207

タイトルに関連する用語 (4件)： マイクロ波 ,  アシスト ,  磁化反転 ,  ダイナミクス