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J-GLOBAL ID：201102255316884537   整理番号：11A0514277

天然用地炭素貯蔵に基づく炭素中立

Carbon neutrality based on native-site carbon storage

著者 (2件)： BENDEWALD Michael (Rocky Mountain Inst., CO) ,  OLGYAY Victor (Rocky Mountain Inst., CO)
資料名： ASHRAE Transactions (American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers)  (ASHRAE Transactions (American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers))
巻： 116  号： Pt.2  ページ： 16-24  発行年： 2010年 
JST資料番号： D0352A  ISSN： 0001-2505  CODEN： ASHTA  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 炭素中立建築設計の主流である正味ゼロエネルギー排出手法より合理的な炭素中立の定義を提案した。正味ゼロ排出手法は年間建物運転排出炭素をエネルギー効率向上・再生エネルギー・炭素隔離・炭素クレジット購入などで相殺して炭素中立とするが,建設・改造時の一時的炭素排出を見ていない。提案定義は,建設前の天然用地植生の炭素貯蔵に相対的な炭素貯蔵変動を銀行預金貸借のように建物寿命にわたり積算し,最後に借金をゼロにできれば炭素中立とする。設計用地3.4エーカーで建物10700ft²の寄宿学習センタについて寿命百年の計算例を図示した。17年周期の自然燃焼を考慮すると天然用地の平均貯蔵炭素は5.5kg/m²(地下バイオマスや土壌中炭素を含まず)であり,植生が十分成長した後の設計用地炭素貯蔵は天然用地炭素貯蔵の約半分である。これを百年後までに元の炭素貯蔵に戻すことが炭素中立設計目標である。

シソーラス用語： *環境保全 ,  *物質収支 ,  *建築設計 ,  天然林 ,  植生 ,  ライフサイクル ,  省エネルギー ,  再生エネルギー ,  二酸化炭素固定化 ,  定義 ,  蓄積 ,  炭素蓄積
準シソーラス用語： 炭素クレジット ,  *炭素中立 ,  炭素貯蔵 ,  二酸化炭素排出量削減

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  建築設計,建築家,建築史  (RB04000W)

タイトルに関連する用語 (3件)： 用地 ,  炭素貯蔵 ,  炭素中立