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J-GLOBAL ID:201102255708412544   整理番号:11A1266121

食肉目における食性研究とその方法 その1 -イヌ科,イタチ科,ネコ科-

Diet analysis methods to assess the food habits of carnivore in Japan-I. Canidae, Mustelidae, Felidae
著者 (3件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 129-142 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: Y0375A  ISSN: 0385-437X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本国内での食肉目の食性に関して,その分析手法や専門用語が不統一であることから,比較研究に活用できない。これらを改善するために,国内に生息する食肉目を取り上げ,食性研究者を対象に,研究の目的,サンプルの種類,分析方法と参考文献についてアンケートを行った。この回答を元に本論文ではイヌ科,イタチ科とネコ科を取り上げ,食性研究の方法論とその課題についてまとめた。研究者によって焦点となる内容や研究背景が異なり,分析・評価方法が異なることが明らかになった。現段階では分類群が同じでも,1つの方法に統一することは適切でなく,複数の方法で分析・評価を行い,将来的な再検討を見据えた元データやサンプルの長期保存などが必要である。また,長期的な食性情報の蓄積が,種の現状把握と具体的保全計画の検討に重要である。近年,国内でもタヌキやキツネの糞DNAから個体識別や性判定の試みが行われ,これまでの食性分析だけでは得られなかった個体情報を付加することにより,性,年齢,繁殖・栄養状態と食性との関係など,種内,個体郡内での詳細な食性研究の可能性が広がると考えられる。
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分類 (1件):
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動物生態学一般 
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