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J-GLOBAL ID：201102255963166476   整理番号：11A0930582

スタスミン: 腫瘍バイオマーカーとしての可能性

Stathmin: a potential tumor biomarker

著者 (2件)： GAN Lin (Liver Cancer Inst., Zhongshan Hospital, Fudan Univ., Shanghai) ,  LIU Yin-kun (Liver Cancer Inst., Zhongshan Hospital, Fudan Univ., Shanghai)
資料名： Zhongliu  (Zhongliu)
巻： 30  号： 1  ページ： 73-76  発行年： 2010年 
JST資料番号： C2525A  ISSN： 1000-7431  CODEN： ZHONEV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： スタスミンは生体の各所で発現されているサイトゾル蛋白(Mr=19x1,000)の一つで,癌遺伝子蛋白18(Op18)と呼ばれている。スタスミンは微小管(MT)集合に関与していて,チューブリン蛋白に結合して紡錘体となる。スタスミンは細胞の増殖,分化,再生,遊走に主要な役割をはたし,シグナル伝達の制御作用も持っている。近年,スタスミンは様々なヒト悪性腫瘍中での過発現が報告されている。スタスミンはMTの脱重合を制御することにより,腫瘍細胞の遊走と侵潤を誘発する。スタスミンの翻訳後修飾はp53蛋白との相互作用に影響し,そのことが悪性腫瘍の発症と進展にかかわってくる。腫瘍の治療では,スタスミン単独あるいは化学療法剤との併用が適用される。スタスミンと癌病因との内在的関連性は未解明である。スタスミンの腫瘍バイオマーカーとしての可能性,さらには腫瘍治療剤の標的としての可能性を見極めるには,一層の検討が必要である。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *バイオマーカー ,  *リンタンパク質 ,  *癌タンパク質 ,  *微小管関連タンパク質 ,  可能性 ,  腫瘍 ,  チューブリン ,  細胞情報伝達 ,  翻訳後修飾 ,  p53タンパク質 ,  癌遺伝子
準シソーラス用語： *スタスミン ,  シグナル伝達 ,  p53蛋白

分類 (1件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (3件)： スタスミン ,  腫瘍バイオマーカー ,  可能性