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J-GLOBAL ID:201102256206833992   整理番号:11A0193686

運動方向感受性回路は空間的に非対称な抑制性経路の再編成によって完成する

Spatially asymmetric reorganization of inhibition establishes a motion-sensitive circuit
著者 (8件):
資料名:
巻: 469  号: 7330  ページ: 407-410  発行年: 2011年01月20日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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神経結合の空間非対称性は,ニューロン情報処理の基本的構成単位を作り上げるうえで,重要な役割を持っている。運動方向選択性(DS)網膜神経節細胞で重要な回路モジュールは,スターバーストアマクリン細胞からの空間非対称的な抑制性入力である。この回路の非対称性が,発生過程でいつどのようにして生じるのかは,わかっていない。今回,遺伝子標識した単一のDS細胞から記録をとりながら,チャネルロドプシン2を導入したマウスのスターバースト細胞を光刺激を行った。我々は,生理的な光刺激に応答する以前の新生仔期間内に,スターバースト細胞とDS細胞との間のシナプス強度の空間分布を追跡し,狂犬病ウイルスを利用した単シナプスに限る経シナプス追跡法で,両細胞間の結合を確認した。非対称性は,ランダムもしくは対称的なシナプス結合が見られる過渡的な段階を経て,2日間で急速に発達することを示す。この非対称性の発達は,抑制性シナプス入力の空間選択的な再編成を伴う。興味深いことに,スターバースト細胞からの興奮性シナプス入力の空間分布は,この期間の終了時点で,抑制性入力に比べて明らかに,より対称性が高い。これらの結果から,DS細胞の神経回路形成では抑制性入力の分布が,発達期に,対称形から非対称形へ急速に転換することがわかる。Copyright Nature Publishing Group 2011
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分類 (2件):
分類
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中枢神経系  ,  視覚 
タイトルに関連する用語 (5件):
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