抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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制御された湛水は,侵入植物Spartina alterniflora(イネ科)に対する有効な対策であることを示唆した。この実験では,8塩水で0,25,50,75と100cmの深さの傾斜湛水に対する成長期におけるS.alterniflora(イネ科)の反応を,生理学的および生育パラメータの観点から研究をした。結果は次のようになった。25cmの湛水で処理された植物の高さ,その葉の中のクロロフィルaとbの含有量は,対照と比べて有意に高かった(P<0.05)。一方,有性生殖においては,処理と対照の間に著しい違いはなかった。≧50cmの湛水で処理された植物の高さとクロロフィルa,bの含有量,および葉の可溶性糖分は,対照のものよりかなり低かった(P<0.05)。そして,処理された植物に関し開花も結実もなかった。低水深(<50cm)での湛水は,S.alterniflora(イネ科)の栄養成長を促進する。一方,50cmより水深が深い湛水では,植物の栄養成長および有性生殖を効果的に阻害し,S.alterniflora(イネ科)の拡大を制御するための効果的水深であるという結論を得た。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST