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J-GLOBAL ID:201102256598326058   整理番号:11A1570127

カスパーゼ3依存性経路の遮断はモルモットか牛のサリチル酸誘導アポトーシスから有毛細胞を保護する

Blocking caspase-3-dependent pathway preserves hair cells from salicylate-induced apoptosis in the guinea pig cochlea
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巻: 353  号: 1-2  ページ: 291-303  発行年: 2011年07月 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究で著者らは,カスパーゼ3依存性経路が,サリチル酸処理後のモルモットか牛の有毛細胞(HCs)で起るアポトーシス細胞死に関与するかどうかを調べることを目的とした。モルモットは手段として200mg・kg-1・d-1 i.p.用量のサリチル酸ナトリウムを連続5日間受けた。いくつかの実験では,カスパーゼ3の活性化を決定するため,特異的アポトーシス阻害剤N-ベンジルオキシカルボニル-Asp-Glu-Val-Asp-フルオロメチルケトン(zDEVD-FMK)をサリチル酸処理前に正円窓ニッチ(RWN)に直接注入した。聴覚機能の変化は,聴性脳幹反応(ABR)閾値で評価した。カスパーゼ3活性は,カスパーゼ3の蛋白質分解切断産物(N末端ペプチド基質)を測定することによって決定した。核内のDNA断片化は,TUNEL法で調べた。標的細胞の超微細構造変化は,電子顕微鏡(EM)で解析した。サリチル酸処理は,最大平均シフト60dBの音圧レベル(SPL)でABR閾値の明らかな上昇を開始し,内(IHCs)および外(OHCs)有毛細胞の両方で有意なアポトーシスを誘導した,それはカスパーゼ3プロテアーゼに対する免疫反応性の明らかな増加によってもたらされた。透過型電子顕微鏡(TEM)はOHCsの細胞体縮小に伴ってクロマチン凝縮と核辺縁趨向を示した,しかしIHCsではそのような変化は見られなかった。走査電子顕微鏡(SEM)はIHCsよりもむしろOHCsの頂端で不動毛束の損傷,融合,消失を示した。サリチル酸注入前のzDEVD-FMK前処理は,アポトーシスプロテアーゼの発現を減じ,アポトーシス細胞死からHCsを保護し,続いて超顕微鏡的構造の軽減であるABR閾値の中程度の救済も同定された。特に,OHCsの頂端での毛束の方位ずれや挿入が,古典的アポトーシス変化には見られないものだが,示され,その変化は,zDEVD-FMKによって阻止されるか有意に減弱された。これらの発見は,サリチル酸がカスパーゼ3活性化と関連するアポトーシスを誘導することによってか牛有毛細胞を損傷することを示す。Copyright 2011 Springer Science+Business Media, LLC. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  聴覚 

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