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J-GLOBAL ID:201102256928054190   整理番号:11A1265801

山口市名田島地区におけるコムギの枯れ熟れ様登熟不良の発症実態と 粒重ならびに茎葉の糖含有率との関係

Poor Ripening of Wheat Due to Abnormally Early Ripening in Natajima Region of Yamaguchi Prefecture in Relation to Grain Growth and Sugar Content of Shoot
著者 (9件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 284-291 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: G0811A  ISSN: 0011-1848  CODEN: NISAAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2004/2005年と2005/2006年に山口県山口市名田島の干拓農地におけるコムギ圃場358筆で,枯れ熟れ様登熟不良の発症程度を達観調査するとともに,成熟期における平均粒重と茎葉の糖含有率を調査した.枯れ熟れ様登熟不良は,両年とも,農林61号でニシノカオリよりも発症程度が高い圃場が多くみられた.また,枯れ熟れ様登熟不良は,開花期までに湿害があった圃場と湿害がなかった圃場のどちらでも発症したが,湿害があった圃場で発症程度が高い圃場が多くみられた.平均粒重は,両品種とも発症程度が高いほど軽かった.一方,糖含有率は,発症大と評価された圃場で高かった.枯れ熟れ様登熟不良の発症圃場や開花期までに湿害があった圃場は,1774年に農地完成した新開作地区では少なかったものの,1930年に農地完成した昭和開作地区では多かった.枯れ熟れ様登熟不良は,同じ品種を同じ圃場で作付けしても,必ずしも毎年続けて発症するとは限らなかった.農林61号の茎葉の糖含有率は,枯れ熟れ様登熟不良を発症した圃場で平均粒重との間に有意な負の相関関係がみとめられ,粒重の軽い子実は茎葉に同化産物を蓄積したまま生長を終えてしまったことが確認された.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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麦  ,  植物の生理的障害一般  ,  植物栄養 
引用文献 (28件):
  • 1) 土井健治郎 1956a. 麦の枯熟れに関する研究. 第 1 報 裸麦の高温多湿遭遇時期と枯熟れ. 九州農業研究 17 : 54-55.
  • 2) 土井健治郎 1956b. 麦の枯熟れに関する研究. 第2報 裸麦の成熟期における高温と枯熟れ. 九州農業研究 17 : 55-56.
  • 3) 古川太一 1956. ムギの枯熟れ現象と防止対策. 農業技術 11 : 501-505.
  • 4) 古川太一・越生博次 1961. 裸麦の枯熟れ発生と肥料要素との関係. 日作紀 29 : 356-358.
  • 5) 古川太一・越生博次 1962. 裸麦の枯熟れ発生機構に関する作物学的研究. 中国農試報 A 7 : 1-46.
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