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J-GLOBAL ID:201102257169818780   整理番号:11A0167190

マイクロRNA-125bは造血幹細胞を拡充し,リンパ球均衡したサブセット及びリンパ球のバイアスされたサブセットを充実させる

MicroRNA-125b expands hematopoietic stem cells and enriches for the lymphoid-balanced and lymphoid-biased subsets
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巻: 107  号: 50  ページ: 21505-21510  発行年: 2010年12月14日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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マイクロRNAが前駆細胞の運命を決定することなど造血細胞系に大いに影響することは知られているが,今日まで造血幹細胞(HSC)機能を制御するマイクロRNAについては良く特徴づけがなされてこなかった。ここではマイクロRNA-125b(miR-125b)がHSCで高度に発現されていること,その発現は分化が決定した前駆細胞では減少していることを示す。高度に精製されたHSCの連続の移植試験により,マウスHSCでのmiR-125bの過乗発現がそれらの機能を増進することが実証されている。多能性HSC(CD34-KLS)画分中の以前に述べたSlamf1loCD34-表現型である-リンパ球均衡したサブセット及び,Slamf1negCD34-表現型である-リンパ球バイアスされたサブセットを増加させる。miR-125bが過乗発現されたHSC由来の成熟した末梢血細胞はリンパ球系へ偏っている。この観察と一致して,miR-125b過乗発現は脾臓内で初期B前駆細胞の数を増加させ,さらに2つの前アポプトーシス標的(BmfとKLF13)のmRNA発現レベルを減少させる,抗アポトーシスメカニズムを介してリンパ球均衡し,リンパ球バイアスされたHSCサブセットの拡張と充実を誘導する。リンパ球バイアスされているHSCサブセットでは,内在性のアポトーシスのベースラインレベルがより高いので,miR-125bの抗アポトーシス効果がより顕著になる。miR-125bの効果は,CD8+リンパ球の拡充による,リンパ球増殖疾患の進行と関連している。これらの結果をまとめると,miR-125bがHSCの生存を制御し,リンパ球均衡したHSC,及びリンパ球バイアスされたHSCを拡充することによりHSCのレベルで,リンパ球の運命の決定を促進していることがわかった。
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分類 (2件):
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造血系  ,  遺伝子発現 
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